今週のクウガ -EPISODE 41- ≪ダグバは天使の如く?≫
ジャーザさんったら、偉そうなことを言っておきながら、けっこう弱かったじゃないの〜(^^;) やっぱり手抜き勝負じゃあ人生勝ち組にはなれないってことよね、という教訓の回でありました。
…ていうのはまあ冗談で、今回は奈々ちゃんの「憎しみ」の心に五代君がどう対応するかということを軸に、五代君の心が「大丈夫(^^)b」なことを再確認するというのがメインテーマだったんじゃないかと思います。桜子さんと榎田さん、女二人で五代君について話し合っていたのも、その補助表現って感じかな。「きれいごと…そうだよ。でも、だからこそ、それを本物にしたいじゃない?…だって、きれいごとの方が、本当はいいんだもん」っていう台詞、良かったです。熱くならず、気負わず、しかし真面目に説くところが、いやし系ヒーロー・五代君のいいところ。奈々ちゃんと語り合ってるときの表情がとてもきれいだったので、今回は五代君に一票、かな(一条さん、出番少なかったし…)。こうしてみると、オダギリくんってつくづく菩薩顔だなぁと思いました。
そういえば、ジャーザさんのパソコン用途はネットだったのですね!(仲間じゃんっ!って違うかぁ…)どんな掲示板にカキコしてたんだか知りませんが、昨今事件を起こす輩がネットに予告めいたカキコをしていた、というのがモチーフなのでしょうか、いかにもイマドキな仕掛けでした。しかし、待ち伏せしてくださいと言わんばかりのあまりに簡単なヒント、最初のゲゲルに労力を使いたくなかったのなら、クウガと闘わずに遂行するように、予告なんかしなきゃいいのに…と思うんだけど、ま、それじゃ話にならないですもんね(^^;)。「クウガなんて怖くない!」という自信の表れか、もしくはゲゲルのルールの一つに「クウガを倒す」というのがあったのか…ということにしておこう。でも、不意打ちの銛には威力があったみたいだけど(肩を貫いて壁に止め付けちゃうって、すごいよね、痛そう!(><))、姿を現して闘ってみたら、けっこうザザルちゃんより手応えなかったみたいで、拍子抜けしました。特に、海に入ったら彼女の方が上手でクウガが苦戦するかと思いきや、あっさりやられちゃったみたいだし…うーん、まあ、卑怯なやり方をする姑息なグロンギの末路としては相当かもしれません。ダグバに挑戦する器ではなかったわけですね。
ダグバといえば、前回のラストに幻のように姿を現した「白い服の男」が、どうやらダグバの人間体らしいですねぇ(^^)。「ものすごく邪悪な気配」の主が、天使のごとき白づくめの姿で、少年といっても良いくらいうら若く細身で、顔はまだよく見えなかったけどわりと綺麗っぽいというところが、なんとも逆説的でいいですね(^^)。残っているゴの戦士たちが揃ってごつい大男なのと対照的。最強の戦士が最もスマートで美しい(はずなんだけど…どうか裏切らないでね、顔……)というのは、いかにもツボを突いてる!制作者を大いに評価したいところです。でもどうかお願いだから、ビジュアル系バンドみたいな変なメイクで「美しさ(^^;)」を強調するのだけはやめてね〜〜(哀願)。その他の男グロンギたちみたいな黒リップだったら許さないからねっ!! 化粧っけない素顔の美しさで迫力を出すという薔薇女と同じ路線で突っ走ってもらいたいものです。で、その前提の下に、薔薇女と並び立つ姿を想像すると、今からわくわくしちゃいます。ほんと楽しみ。
というようなことにばかり気をとられていますが、黒眼鏡のザジオさん(今のところ唯一グロンギ語しか話さない彼って、いったいどういう役割を持った人なのでしょう?)がずっと磨いてたレリーフ(?)もどうやら完成に近づいているようだし、いよいよ「究極の闇がもたらされる日」は迫っている! でも、究極の闇ってそもそも何?どういう状態を言うのでしょう? 首都殲滅とかそういうことなのか、それとももっと心理的なものなのか? 残りのゴのみなさんの活躍(次回はバッファローのバベルさんの出番らしいですが)との時間的絡みはどうなるのか? ゴの最強戦士といわれるカブトムシのガドルさんはどういう形でクウガと対決するのか? 古代クウガのミイラさんは復活するのか? 五代君が「凄まじき戦士」に変化するきっかけは何だ? 凄まじき戦士は本当に「究極の闇をもたらす」のか?……謎が謎呼ぶ展開で、ますます毎週見逃せないですね〜(^^) 朝が寒くて寝坊が気持ちよい季節柄、土曜の晩はビデオのセットを忘れないようにしなくっちゃね!
最後に、今週の「ついつい目がいっちゃったこと」
- ●合同捜査本部のパパさん刑事・杉田さん(実はけっこう好き!)、「老人の次は子供か…弱い者ばかり狙いやがる!」と憤ったところが素敵でした。ヒーローは淡々としてて脇を固める刑事さんたちが熱いってところが、クウガ的キャラクター造形の巧みさですね!
- ●だけど、無線で一条さんと五代君に急を知らせたとき、笹山ちゃんの頭上に覆い被さってたのは、ちょっとセクハラっぽかったですぜ、杉田さん……ま、夢中になってて気づかなかったんでしょうけどね。
- ●海上保安庁の巡視艇に乗り込んだ一条さん、ライフジャケット着用でいい男度マイナス10…(--;)
- ●白い服の男の「白い服」が、支配者らしいゴージャスなもの(例えばガドルさんの軍服もどきみたいなのの白とか、スパンコールつきのジャケットとか白いタキシードとか)ではなくて、どちらかというと五代君的なカジュアルなスタイルだったのは好感度大!(コットン100%みたいな感じね。シャツも裾出しだったし)胸に下げてた認識票みたいな銀のプレートは、何か意味があるのかな? あれも他の未確認たちみたいに武器になるものなのでしょうか?
- ●ところで、白い服の男がダグバだとしたら、彼が現れてもまったく気にせず作業を続けてるザジオさんっていったい……(^^;) まあ、「ははっー」とひれ伏すのはらしくないかもしれないけど、せめて目礼くらいしなくていいのか? それとも、1)まだ白服の実体は降臨しておらず(時未だ至らず)、あの姿は幻であり彼の目には見えていなかった 2)実はザジオはダグバよりエライので無視してもOK 3)白服はダグバではない えーーーっ? そんなぁ〜!
-2000.11.26 放映-
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