今週のクウガ -EPISODE 40- ≪最後の謎に向かって、小休止≫
サソリ娘・ザザルちゃんがキレながら爆発し、ダグバの制裁(?)でゴオマさんもついに梢に屍をさらし、クウガとグロンギの闘いはちょっと小休止な今回。
合同捜査本部会議におけるグロンギ(というか0号=ダグバ(?))の現状のおさらいと、桜子さんの研究室で今後の展開を予想する研究成果発表会がありました。
はやり、黒いクウガ(バンダイさんの予告により「クウガ・アルティメットフォーム」とわかっている(^^;))は最終形態なのね……ヤマアラシ君を倒したときの憎悪に凝り固まったような闘いぶりって、五代君にも自覚があったんだぁ、と思いました。友人のF氏いわく、「最終形態に至る五代の心理的変化(怒り爆発?)は、身近な人の犠牲が引き金となるか?」という予想ですが、「もう大丈夫!(^^)b」と言った以上、確かに滅多なことで五代君がどす黒い感情を噴出させることはないはずなので、その可能性は大いにあり……どうかその犠牲が我が一条さんでないことを祈ります。(といいつつ、それは絶対ない!と踏んでいる私。だって、一条さんは五代君と表裏をなすもう一人のヒーローだし、薔薇女との絡みからグロンギの謎を解くキーマンになりそうだし…むしろ黒いクウガになってしまった五代君を愛と正義の側に引き戻すというか、五代君をコントロールできる唯一の人間として必要なはず!)それより、やっぱり唯一の肉親であるみのりちゃんが一番危ないんじゃないかなぁと思いますね…(^^;)
もう一つ気になるのは、なにやら「人を殺したい」衝動を抱えているらしいナナちゃん。何がそんなに憎いのかはまだわからないですが、最近とみに賢くなってるグロンギの皆さんに、その憎しみの心を利用されたりしないことを祈ります。(祈ってばっかの今回)そういえば今回から動き出したサメ女のジャーザさんが、愛用のノートパソコンで読んでいたのは小説っぽかったけど、もしかして、あれは彼女の自作で、そのシナリオに従って人間を操って殺していくというようなゲゲルだったりして……まあ、以前フクロウ君が文学作品(カフカだったか)を愛読していて、何かの伏線なのかなと思ったら、単にグロンギが人間の文化を理解しはじめていることを見せていただけだったし、ジャーザ女史のPCも、単に人類の利器を使いこなすグロンギ、という小道具に過ぎないのかもしれないですが。でも、何か意味がありそうで、ちょっと気になります。
グロンギ絡みでいえば、今回、ゴの三人の会話の中で、ジャーザがこのゲゲルはさくっと終わらせて次のゲゲルのために力を蓄えておくとか、最終的に同じゴのガドルたちと闘うことになる、と言っていたのも、新たな謎です。以前、バダーがゲゲルに勝ったら薔薇女を殺すと言っていたという話もあり、グロンギのゲゲルとはいったいどういうルールで、最終的にはどうなるのか、ますますわからなくなってきました。また、ダグバとゴ以下のグロンギたち、そして薔薇女や算盤男との関係も、まだ私にはよく読めません。
一つ仮設を立ててみました。
ゴ以下のグロンギは戦士階級、薔薇女サイドはいわば神官の階級、で、ダグバはグロンギの支配者であり神でもある至高の存在である。で、封印が解かれて現代に蘇りかつての力なり姿なりを取り戻すためには、大量の人間(=リント)の血が必要であるとともに、グロンギの最強の戦士をもまた生け贄として必要としている。
そこで神官である薔薇女たちは、その生け贄を選ぶために戦士たちにゲゲルを科して人間を虐殺する一方、弱い戦士を淘汰しつつ最強の者が誰かを見極めようとしている。
一方、戦士たちにとっては、ゲゲルに勝って最強の戦士となることがストレートに生け贄にされる(古代マヤの競技みたいに)ことではなく、むしろそれによってダグバに挑戦する権利を得て、勝てば自分が支配者になれる、というようなチャンスである。ゆえにゴの戦士たちはゲゲルをクリアすることに命を賭け、また支配者であるダグバを敵視している。挑戦者となる=ダグバと並び立つことによって、神官である薔薇女たちより身分が上になるので、彼らを殺そうが何しようが自由にできる。それが「ゲゲルに勝ってお前を殺すのが楽しみだ」とうバダーの台詞の根拠。
また神官たちは、戦士を利用はしたいがダグバを頂点とする既存の秩序は守りたいので、ゴ戦士が最終段階に到達する以前に、ダグバをパワーアップさせる何らかの策を講じようとしている。それが、今回「ジャーザのゲゲルが終わるまでに完成させよ」と薔薇女が言っていたこと(なんだかわからない)である。
……どうでしょ? この仮設があたるかどうか、今後の展開を楽しみに見守りましょう(^^)
最後に、今週の「ついつい目がいっちゃったこと」
- ●合同捜査本部の笹山ちゃんが、髪をばっさり切った。一条さんへの片思いはどうなったのか??
- ●薔薇女、「究極の闇がもたらされる日は近い」という台詞とともに薄く微笑む。もしかして初めてじゃないかも知れないけど、私としては“初めての微笑”という印象。場面的には不吉な微笑なんだけど、やはり美しかったですねぇ…
- ●榎田さんの実家とお母さん、初登場。お母さんには、ジャンに紙工作ブックをもらったことを話してたのね…まだ家に持って帰ってないのに…そういえば、今回の会議には呼ばれてなかったけど、ジャンとはこのままサユルくんを間に挟んだ関係のままなのか??
- ●榎田さん、城南大学理工学部の卒業だということが判明。何を専攻してたんだか(それを言ったら、五代君が何学部なのか、ちゃんと授業に出てんのか、そもそもまだ籍はあるのだろうか?っていうのもすごい謎なんだけどな…)五代、桜子と三人で名物教授の話題とかで盛り上がってたけど、一条さんを仲間はずれにして、可哀想じゃないか〜っ!!
- ●薔薇女、二度目の衣替え。今度はワインレッドのケープにタイトなレザーのロングスカート。襟元に多少光モノが入っているようだけど、デザインはこれまでで一番地味かな。まあ、寒くなってきたから、いつまでも肩を出した白いドレスじゃぁね…でも、私は最初に登場したときの黒いベアトップドレスに黒長手袋、赤いマラボーのふわふわストールというスタイル(あれ?これだって2月にはやっぱり寒そうじゃん)が一番好きでした〜(^^)
●もひとつ薔薇女、成田空港でジャーザを見送った時の無表情な顔も実に美しかった! 薔薇女はやっぱり、最後まで人間体のままでいて欲しいかな…と改めて思いました。(でもどんな怪人なのかちょっと見てみたい気もする……)
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